どうせ深い意味など無い
こんにちは。霜降日です。
今回は、すでに色々な方によって語られた事ではありますが、
個人的に気になることがあったので取り上げてみます。
先週の3月20日、新宿でいつもの人々が何やら喚いていて、3連休の最中、
下手糞なラップもどきを聞かされた人達の心中は察するに余りある。
子供や低賃金労働者をネタにして政権批判を繰り返している連中が、一方では
「子供を政治利用するな」などと抜かしている現状に唖然とする他ない。
このニュースの内容については、他のまとめサイトで詳しく書かれているので
気になる人はそちらを。
私が気になったのは、連中の背後にある黄色いロゴである。
というのは、また何かをパクっているのでは・・・と思ったからである。
過去、このデモ隊の連中が、アメリカのバンド「sonic youth」の「goo」というアルバムジャケットを模したTシャツを着ていたことがあった。
当時はパクリではないか? という意見もあったが、パロディ作品を集めたサイトがあるくらい有名なジャケットであり、こうなってしまうとパクリ云々という意見が的外れになってしまうのだ。
「世界中でパロディが作られているものなのに、何がいけないの?」
「みんなやってる事なのに、何で私達だけが言われなきゃいけないの?」
という思考停止論が当然のように通ってしまうのだ。
真意は別にして、口では何とでも言えるのだから。
また、アメリカのHipHopグループ「public enemy」のバンドロゴをそのままプラカードに印刷していた事もあった。なんでしょうね、こんな超有名グループのロゴを堂々と使うというのは。自分達の事を説明しているのですかね。「公共の敵」だと。
public enemy は、「Don't believe the hype」という曲を作っている。
ええ、分かっていますよ。こんな連中の事など誰も信じませんよ。
後は、プラカードに書かれた「war is over」という文字である。
これは単に言葉を引用しているだけだろう。ジョン・レノンが作った曲である。
「Happy Xmas (War Is Over)」と名付けられたこの曲は、聞けば誰もが「この曲か」と気付くくらい有名な曲。
「あなたが望めば戦争は終わる」とジョンは訴えた。
「戦争反対」と訴える事を頭から否定するつもりは無いが、どこで訴えているのかと。
そんなことは、実際に戦争が起きている地域に行って訴えろよ。という話。
現在戦争が起きているわけでもない日本において、「戦争は終わった」とか意味が分からない。言葉の意味を調べてから使って欲しいものだ。
他にもあるのかもしれないが、私が知っているのはこの3つ。
こういった前科があるので、今回も何かパクっているのではと思い調べてみました。
前述した黄色いロゴについて、パッと思い浮かんだのが、アメリカのパンクバンド「green day」の「american idiot」というアルバムのジャケット。
ハート型の手榴弾を掲げている絵なのですが、似ている気もするし、結びつけるには少々強引かという気もする。
そこで、画像検索してみました。
・・・う~ん。ピンと来るものは出てこない。ライオンキングの画像が出てきたときは思わず笑ってしまいましたが。
もう一度、画像を見てみる。
下に書かれた書体が、何かに似ているような気がする。
この尖った印象の末広がりの文字・・・メタルっぽい?
・・・ああ、「metallica」だ。metallica の 「St. Anger」だ。
力強い握りこぶし、中心からのスピード線。似ている。
更に、アルバムのタイトルを直訳すれば、「聖なる怒り」。
いかにも、連中が好みそうな言葉だ。
だが、これは似ているという程度を超えるものではないので、パクリなのかどうかは判断できないし決めつける事はできない。
大体、こんな有名所を使えば、誰かの目に止まって疑われてしまうということに気付かないのか。自己満足という囲われた中で悦に浸っていると、人目など関係ないのだろうが。